
Season
季節
しっとりと雨に潤う森の緑。静けさのなかに、自然の息づかいが深くなる梅雨の時間。やがて夏が訪れ、高原の風が吹き抜けるテラスで涼をとり、夕暮れには線香花火のひかりにそっと心をほどく。秋には、森がゆっくりと色づき始め、落ち葉を踏みしめながら深呼吸するひとときが心を整えてくれる。冬は凛とした空気と静寂に包まれ、ぬくもりに身をゆだねながら、自分と向き合う贅沢な時間が流れます。 この場所では、春夏秋冬が確かにめぐり、訪れるたびに違う表情で迎えてくれます。その季節にしか出会えない風景と過ごし方を、このページでご紹介していきます。

五感で涼む夏の高原時間
日中の陽射しがやわらぎ始めるころ、標高約660mの仙石原の森には、涼やかな風がそっと吹き抜けます。木漏れ日がゆれるテラス、森に響く虫の音、肌をなでる風。高原ならではの夕涼みが、心と身体をふっとほどいてくれる時間をつくります。温泉地としての印象が強い箱根。けれど、実はここ仙石原は、夏の涼を味わえる“知る人ぞ知る避暑地”。この地の静けさと涼しさに包まれるひとときは、記憶に残る夏の旅となります。

雨の日こそ、心に残る箱根体験
6月上旬から7月中旬にかけて梅雨の時期を迎え、しっとりとした雨が森を潤し、紫陽花が美しく咲き誇る季節となります。この時期の箱根には、霧に包まれた静寂の森や、雨粒に濡れて輝く新緑、色とりどりの紫陽花など、雨だからこそ出会える幻想的な景色が広がります。雨の日を“しかたない日”ではなく、“特別な思い出に残る日”として過ごしていただけるよう、心と身体を潤す梅雨の滞在体験お楽しみください。